2014年7月30日水曜日

夏の福岡にて〜

ミモザライブは和やかな雰囲気で♪
7月27日(日)はギターの近藤史明さんとの夏のミモザライブでした。 ※今までの活動

原曲がギターデュオの、ソルのランクラージュマンから始まり、
プホールのオリジナル曲、ブエノスアイレス組曲をメインに、オルフェの歌、サンバ、イパネマの娘など、
夜のカフェでお酒を飲みながら聴いていただくような?曲をお届けしました。

いつものアレンジものはフルートとピアノの曲のピアノのパートをギターで弾いていただくことが多いのですが、
今回は私がギターのメロディーパートを吹いてランクラージュマンを演奏。ギターの方にはお馴染みの曲のようです。
弦楽器の曲は休む時間が少なくブレスコントロールも大変だけれど、このような企画で新しい作品に出会い、
ギターの曲をいかにフルートで表現しようかと考えながらさらうのは楽しい作業です。
(プログラムを考えて下さる近藤さんに感謝!)

そして今回は!
楽譜通りに吹いては味も素っ気もないボサノヴァなどのラテンものが私の大きな課題でありました (^。^)
ミュージカルなどでノリのいい曲を吹くことはあるけど、アドリブをすることはあまりない、、、
でも、オルフェの歌やサンバなど、楽譜通りにしか吹けないのはカッコ悪い、、、と、
YouTubeなどでいろんなアドリブを聴いたり、本読んでみたり、、、
まあ、本番は自分のできることを開き直ってやるしかないっ!

自分の録音を聴くとなんだか恥ずかしいのですが、結構私のラテンものでも喜んでいただけたようでホッとひと息 でした(#^.^#)

今回のライブ、ラテンものの他にも、オリジナル曲のプホールが新鮮でよかった、とか、ギターの方にはお馴染のランクラージュマンがこんな風に変身するんだ〜、とか、
それぞれに楽しんでいただけたようで嬉しいです。



また、今回の福岡ではレッスンにもお二人の方がお越し下さいました。
吹奏楽でピッチや音色、タンギングについてレッスンを受けに来てくれた中学生の女の子は今回2回め。
もうお一人の方は定期的にレッスンを受けているけれど、発表会でとても緊張してしまうので、少しいつもと違うレッスンを受けてみたいとお越し下さいました。

毎週とか、月2回など、回数の多い定期的なレッスンは難しいですが、フルートに触れてみたい、ちょっと見てもらいたいことが、、、など、
何かありましたらどうぞご連絡くださいませ。
1レッスン制ですが、レッスンはとことんおつきあい致します。

9, 10,11月は既に福岡行きの予定もありますのでどうぞ気軽にお問い合わせ下さいませ。 ※レッスンについて
次回のミモザライブは11月16日(日)の予定です。

慌ただしく、夏の福岡でした。


2014年7月14日月曜日

三木稔メモリアルコンサート

昨日、2011年の12月に亡くなられた三木稔先生の遺言でもあった、3つのレクイエムを
演奏するメモリアルコンサートがトリフォニーホールでありました。

三木先生が曲順まで指定されたこのコンサート、
弦楽合奏によるレクイエムの <北京祷歌 >   
邦楽合奏による < コンツェルト・レクイエム >  
混声合唱のための < レクイエム > が、
総勢260人の出演者、満員のお客様の中で演奏されました。

三木稔先生のお嬢さん夫妻は私の同級生。
( ヴァイオリンの三木希生子さん、指揮の榊原徹さん ) 
今回の合唱付きレクイエムの三木稔メモリアルオーケストラは芸大時代の同級生中心に結成され、今回私もお声かけていただき、参加させていただきました。

残念ながら弦楽合奏と邦楽合奏のレクイエムは楽屋のモニターで一部しか
聴けませんでしたが、どちらも冒頭から惹き込まれるような、とても魅力的な作品。
弦楽合奏のレクイエムは、天安門事件のまさにその時に、北京に
滞在しておられた三木先生が、事件の犠牲者になった人達に対する思いを、
邦楽合奏のレクイエムは日本の鎮魂歌を日本の器楽 ( 邦楽 ) の作品で演奏することの
意義を強く感じて創作された作品だそうです。

混声合唱のレクイエムは、1963年に男声合唱で、その21年後に混声合唱、42年後にはバリトンとソプラノソロと、奥様の詩による「花の歌」も挿入され、
全6楽章となったこの作品を、東日本大震災のあとから大編成オーケストラへ改作を始め、亡くなられる年の7月に完成させたという三木先生の遺作。
この遺言コンサートが新作の初演となりました。
初演当時には特定していなかったものの、太平洋戦争の犠牲者の鎮魂を込めて作曲されたそうですが、
それに東日本大震災の犠牲者への思いも加わったのではないかと思いました。

これから始まるレクイエムのメッセージを暗示させるような前奏曲から始まり、1楽章で厳粛な雰囲気の静かなコーラスが入ると、
歌合わせの時から涙が出そうになりましたが、本番ではホールの中でオーケストラと合唱の響きが一体となり、その張りつめた空間の中で、
三木先生の思い、そして三木先生が思いを込めた犠牲者の思い、そして、私の友人である三木先生の家族の思いや、
三木先生の2ヵ月後に亡くなった自分自身の父への思いまで感じながら演奏していた気がします。

今回のブログは少し長くなりました。
レクイエムの緊張感さながら、久しぶりのオーケストラは私自身の緊張感も相当で、今回の仕事でまた改めて自分自身の課題もいろいろ感じましたが、
こんな素晴らしい作品を演奏させていただける幸せ、また、たくさんの同級生と一緒にオーケストラをできる幸せを感じる一日でした。
三木先生のメモリアルコンサートでしたが、こんなコンサートの遺言を残して下さった三木先生、それを企画して下さった実行委員の皆様、
そして何より同級生であり三木先生のご遺族で、このコンサートを成功させた、いくちゃん、きおちゃん ( いちもの呼び名で失礼 親しみを込めて! ) に感謝 ! ! です。


2014年7月11日金曜日

午後の音楽会 in 老人ホーム



梅雨空のすっきりしない日や台風、かと思えば真夏のような暑さの日などいろいろですが、
6月22日と7月7日に老人ホームでの午後のコンサートに行って参りました。




6月22日は、今は創作中心でピアノ専門ではなく弾ける曲もちょっと限られるけれど、
大学で音楽の勉強をしている息子に伴奏を頼み、
" アルルの女 " や "浜辺のうた " など、伴奏は大変ではないかなと思われるクラシックの名曲と日本の曲を中心に、、、



7月7日は七夕だったたので “ 七夕さま ” から始まり、
最後にはもう一度入居している皆さんに一緒に “ 七夕さま ” を歌っていただくコンサートの中で、
七夕にちなんで夜をイメージする曲、一年に一度、織姫さまと彦星さまが会える日なので、
愛のある曲?を演奏しましたが、
この日の伴奏は仕事でご一緒させていただいていたキーボード奏者の柳澤香さん!
クラシックの曲もお願いしましたが、キーボード奏者ならではの素敵なアドリブで、
“ 星に願いを” “ ムーンリバー” " いつか王子様が ” 〜など、一緒に弾いていただきました。



両日共どんよりしたあいにくのお天気の日でしたが、少し爽やかな気分になっていただけたかな。
また皆さんに喜んでいただける曲を考えて伺いたいと思います。



福岡の皆様には7月27日にまた恒例の?ミモザライブで♪
こちらは夏らしい南米の雰囲気の曲を中心に準備しております。



7〜8月はオーケストラやミュージカルなど、久しぶりでドキドキする本番もありますが、
与えていただいた機会、ありがたく前向きに、幸せな気持ちを忘れずに演奏したいと思います。