2017年3月26日日曜日

ホームコンサート ~お客様のために~

20日と21日は58回めのホームコンサートでした。



1月に伺った老人ホーム
卒業シーズンの3月、いつもホームコンサートでひとつは入れるフルートオリジナルの曲以外
今回は皆様よくご存じの卒業ソングを中心としたプログラムにしました。


ビュッセールの《プレリュードとスケルツォ》はパリ音楽院の卒業試験のために作曲された曲


《旅立ちの日に》は、私の世代だと子供の卒業式で耳にした曲


《贈る言葉》は、まさに金八先生の放送時にちょうど中学3年で
たぶん初めて卒業で《贈る言葉》を歌った世代です。
(~という話をコンサートでしたら、歳を数えて?私と一緒!と言われたお客様もいらっしゃいました。^^ )


《YELL》は、今回の伴奏、大学1年生でフレッシュな真菜ちゃんに何がいいか聞いて
私も耳にしたことのあるメロディーで、
“ さよならは悲しい言葉じゃない、それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL ”
~という歌詞にも共感して選びました。


《卒業写真》はまだ小学生だったけれどユーミンにはまってよく聴いた曲
ずいぶん昔の曲になってしまいましたが、
ちょっと前に新聞に載っていた卒業の思い出の曲ランキングでは、今も1位だそう。


プログラムには入らなかったけれど、ユーミンは《春よ来い》もこの時期にぴったり!
ちょうど息子が生まれた年の朝ドラの主題歌だったみたいですが
その頃朝ドラを見ていない私でも知っている、朝ドラからしっかり独り立ち(?)している曲です。


鉢植えの反対側
水槽の向こうに譜面台見えます
《卒業写真》も《春よ来い》も、素敵なフルートアレンジがあって、
前から吹いてみたいとも思っていました。


ただ、今回年配の方には馴染みのない曲が多いかな、、と、
もう1曲のアンコールは《仰げば尊し》《蛍の光》のメロディーを続けて吹きました。


歌のメロディーをそのまま吹くとシンプルなので
《贈る言葉》は武田鉄矢さんの音域により近いイメージで
また、しっとりとした《卒業写真》もアルトフルートが合いそうだと思って
アルトで吹きました。


3月初めにも真菜ちゃんの伴奏で老人ホームで演奏しました

卒業の曲に、少し涙腺を刺激された方

思わず口ずさんでしまった方 (笑)

帰られてから、子供のビデオを見返して感傷に浸った方

それぞれの思い出と重なって聴いていただけたようです。



そして今回、ご近所でピアノを学んでいる真菜ちゃんに
初☆ホームコンサートをお願いしていたのですが
真菜ちゃんのママはホームコンサートを2回とも聴きに来ると楽しみにして下さっていたのに
咳がひどいからと遠慮されて来られなかったので、
ホームコンサートの翌々日に真菜ちゃんのお宅にお邪魔して
真菜ちゃんのママのためのコンサートもさせていただきました。

ホームコンサートのお菓子はコーヒー風味のカップケーキ
お花もいただきました♪

ピアノ曲と違い伴奏は、一緒に演奏して初めてひとつの曲になるので
ビュッセールは特にフルートが入るとこんな曲になるんだ~ (´艸`*) と、楽しんでいただけたよう、、、
また、真菜ちゃんには懐メロと言われた (^▽^;) 贈る言葉など
真菜ちゃんママや私にとってはちょっと前の曲だよ~などと話しながら楽しく演奏させてもらいました。



長くフルートを吹き、教え、ホームコンサートも、もう58回になりました。


指、舌、体(呼吸)など、年齢のためか、メンタルなものなのか、自分の思うようにいかない時もあり
何のために吹いているのか、、、と、モチベーションが上がらない時もあります。


でも、そんな私の演奏でも喜んで下さる方、楽しみにして下さる方がいる。


今回は喜んで下さるお客様の表情を見て、また嬉しいお言葉をたくさんいただいて
吹いてよかったな、そういう方のために吹いていたいなと改めて思ったホームコンサートでした。