教える方も人それぞれ、考え方も伝え方も違いますし
教わる方も人によって伝わり方、捉え方も違うと思うので、
言葉だけで伝えるブログなどでフルートの吹き方について文字にすることを
今までなんとなく避けてきました。
でも、もしかしたら、私の考えていることも少し参考になる方がいらっしゃるかも、、
と、思ったりしたので、
フルートについて悩んだり考えたりして今まで感じたことを
少しずつブログに書いていこうかと思いました。
自分なりに噛み砕いて、ヒントのひとつとして、参考にしていただけたらと思います。
〜という訳で、、
よく言われることですが、
先日の新聞に、
お年寄りに鍵盤ハーモニカのレッスンをして1日30分の練習をお願いしたグループと
そうでないグループでは記憶力に差が出て、
楽器の演奏は脳の活性化にいい、というような記事が載っていました。
私が教えている生徒さんも、6~7割が私より年上の方。
どんどんフルートを吹く方が増えてほしいと思います (^ ^)
しかし、新聞記事には、いろんな楽器の難易度も書いてあり、
フルートは少々難易度が高いとも、、
確かにリコーダーのように息を入れれば音が出る訳ではないので、
こりゃ、えらいものを始めてしまったぞ (*_*)
と、思ってしまう方も多いかもしれません (~_~;)
フルートを吹く時には、
楽譜を読むこと
息を使って音を出すこと
指を動かすこと
それに、スタッカートやスラーに合わせて舌を動かすこと
息もフレーズの表情に合わせて強くしたり優しくしたり、、
頭を使って、息を使って、手先を使って、、
同時にやることがいっぱいあります。
それで脳もフル稼働して、活性化もするのでしょうが、なかなか大変ですね。
楽器演奏の基本は、歌です。
声で歌う代わりに楽器で歌います。
歌う時にはフレーズに合わせて自然に息を取っているし、
弾む曲はリズムに合わせて身体が自然に動いていたりします。
それなのに、フルートを持つと、いろんなことを考え過ぎてしまうのか、
身体がガチガチに固まってしまう、、
そういう方が結構いらっしゃいます。
テニスやバレーボールなど、いつどこにボールが飛んでくるかわからないので
どこにでも動けるようにスタンバイOK!というような状態で構えていると思います。
フルートだって同じことで、曲の表情によって、
いろんな息を使って速い指の動きでも対処できるように動けないと、
テニスやバレーボールの時に突っ立ってボールを待っているようなものです。
だから、身体をリラックスさせて
臨機応変に動けるようにしてあげましょう。
リラックスして動ける状態であることがまず全ての基本だと思います。
そして楽しむこと。
難しいと言われる楽器でもやりたい気持ちが一番だと新聞にも書いてありました。
音が苦、ではなく、音楽♪
どうぞリラックスして、少しずつ音を出せるようになるのを楽しむような気持ちで
フルートを手に取って下さいね。